こんにちは、田園都市線市が尾にあります洋裁教室『ワイユー洋裁研究所』です。
今年は隔年に開催される全日本技能コンクールが、11月8日に渋谷のサクラホールで開催されます。
全国各地から技術を駆使した103点が披露されるコンクールで、当研究所からは5点の力作を出品しました。その内ロレタさんのフォーマルドレスと田中さんのロングドレスが個人賞に輝きました。
それでは研究所の5点をご紹介します。
■可児ロレタさんのフォーマル 2点■
このドレスはカラドと呼ばれる手刺繍で装飾されています。カラドとは、18世紀スペインにまで遡るドローンワークの一種で、布地の縦糸と横糸を部分的に取り除き、残った糸を縫い合わせたり結んだりして、レースのような透かし模様を作ります。日本や中国のスワット刺繍に似ていますが、構造が少し異なります。
昼も夜も着られる機能的な服4点セット。黒のブラウスはパゴティングステッチで、内側にシンプルなブラウスとパンツが付いています。スカートは端切れで作りました。着方を変えればオーバーサイズのベストにもなります。
■田中さんのロングドレス■
チュールレースとベロアの異素材を使ったロングドレスです。
ボトムに斜めの切り替えを入れ8枚のレースと8枚のベロアを切り替えで接ぎ合わせフェミニンな高級感を演出してみました。
この作品は東京商工会議所会頭賞と新人賞のダブル受賞に輝きました。
初めての出品で受賞はご本人はさることながら、教室の皆様も歓喜に包まれ、更なるステップを期待しました。
■森さんのカジュアル作品 アンサンブル■
ジャケットはオーガンジーを2枚重ねにして、ピークトラベルの衿と2枚袖に製作!
ワンピースはエナメルの素材を使い、トップはキャミソール型にボトムはバルーンのイメージに演出。スカートに50枚の葉っぱをつけキュートな作品に纏めました。 デザイン賞受賞
■内野のフォーマルドレス■
蝶々柄の着物をフォーマルドレスリメイク‼️
ポイントはハードチュールを入れたランタンスリーブです。この袖はリボンで結び取り外せます。身頃の柄にビーズ刺繍を施し華やかさの中に
幻想的なイメージを演出しました。帽子も蝶々をあしらいました‼️
11月8日のコンクールでのお披露目が楽しみです。