レディブティック 11月号

横浜の洋裁教室『ワイユー洋裁研究所』です。

洋裁をなさっている方なら、皆さんご存知の業界雑誌『レディブティック』。

 

レディブティック11月号
レディブティック11月号

 

本屋さんや手芸用品店に行くと必ずと言って良いくらい並んでいますね。

当研究所を主宰する内野靖子先生は、毎月いくつかの作品の依頼を受けて制作を担当しています。今、書店に並んでいる11月号には、こちらのウールのコート他3点が掲載されています。

「このコートは1日で縫い上げたのよ。」とおっしゃっていました。

 

雑誌掲載のウールのコート
雑誌掲載のウールのコート

どことなく懐かしさを感じたので、学生時代に愛用していたピーコートについて調べてみました。

Wikipediaより引用。

「19世紀末からイギリス海軍が艦上用の軍服として着用していた(中略)。オランダ語でラシャのコート(pij jekker が語源)、英語では pea coat 、ドイツ語では Caba と呼ばれる。パイロットコートともいう。」

Pea coatの定義は、「厚手ウールのダブル前で腰丈のオーバーコート」ということらしい。

その他、諸々デザイン上の定義もありそうですが、先生の作品と pea coat とは無関係です。

いずれにしましても、今若者たちの間でもトレンドになっているんですね~。

レッスン風景

今日のお教室はとても賑やかでした。

来月のコンテストへ出品する方々が追い込み制作中です。

コンテスト出品作品制作中
コンテスト出品作品制作中

フォーマル部門へ出品されるドレスを制作中のLoretaさん。

ドレスデザイナーさんだけあって、アイデアが毎回素晴らしい。

 

先生の指導を受けるTさん
先生の指導を受けるTさん

 

来月よりカルチャースクールの講師を務めるTさんは、先生よりいろいろなアドヴァイスとご指導を受けておられました。

 

制作途中のワンピースを試着するAさん
制作途中のワンピースを試着するAさん

アメリカより帰国され、久しぶりにクラスに来てくださったAさん。

いつもチャーミングな服を作られています。

 

ワイユー洋裁研究所は、日本の名工内野靖子先生が直接指導をしてくださるアットホームな洋裁教室です。自分の着たいイメージの服を製図から学び、形にしていきます。

体験レッスン、ご見学のお問い合わせはお電話でどうぞ。

ワイユー洋裁研究所 045-971-1317

 

 

 

 

注文服の制作

ワイユー洋裁研究所では、注文服の制作を承っております。

長年の顧客さまも多く、時には「現代の名工」の名を聞いて問い合わせをいただくこともあります。お客さまのご注文に応じて、ご一緒に生地を選び、おひとりずつ丁寧に採寸、仮縫いを経てご満足のいく1枚を丁寧に縫い上げていく、、、まさにビスポークの語源に相応しい職人の仕事です。

今回はその中から二点をご紹介いたします。

 

キュロットスーツ
キュロットスーツ

プロダクションの社長さまからのご依頼でお作りしたキュロットスーツです。

デザインはいつもお任せいただいておりますが、今回は「ハワイでのお仕事の打ち上げに着たい。」とのご依頼でしたので、パーティーに相応しい華やかさをキャリアを感じさせるスーツという形で実現させました。素材はシルクシャンタンです。

 

アンサンブル
アンサンブル

公認会計士からご注文でお作りしました。

「学部の同窓会に着て行きたい。素材が刺繍入り麻地のため、シンプルなアンサンブルを」というご依頼でした。

ワンピースはパネルラインの袖なし。ジャケットは短めで襟はブイネック、無地の三つボタン。格調高いアンサンブルです。

 

ご注文、お問い合わせは、お電話でどうぞ。

ワイユー洋裁研究所 045・971・1317

 

 

 

業界雑誌『レディブティック8月号』表紙

業界雑誌『レディーブティック』は、洋裁をなさる方なら誰でもご存知の雑誌ですね。洋裁を学ぶ上での教科書的存在です。

その『レディーブティック』には、ワイユー洋裁研究所の所長こと我らが内野靖子先生の作品が毎月掲載されています。現在書店に並んでいる8月号最新号には、先生の作品が3点掲載されていて、今回は表紙も飾っています。

その3作品について先生のお言葉も交えてご紹介いたします。

 

業界雑誌レディブティック8月号
業界雑誌レディブティック8月号

 

この表紙に掲載されている作品は、今人気のリバティープリントのチュニック。

先生のお言葉をお借りすると、

『シャープな襟のデザインで後ろ見頃の丈が長い型。脇の大きな丸いスリットなどディテールにこだわった一着。打ち合わせは比翼仕立て。』

夏のアイテムに1つは持っていたい1着ですね!

これ以外には、6ページ目と7ページ目に同じくリバティープリントの作品が掲載されています。

『アシンメトリーヘムラインがポイントのシンプルなチュニック。程良いゆとりで着心地の良い一着。』(6ページ)

『肩部分にゴムを入れたスクエアーネックラインのプルオーバーとギャザースカートのセットアップ。』(7ページ)

この夏の作品作りのご参考に是非どうぞ!

 

ミス・スプラナショナル日本大会

先日、ミス・スプラナショナル日本大会が東京で開催されました。

ワイユー洋裁研究所では、内野先生のご指導のもと神奈川代表の矢田百恵さんのドレス、浴衣などを制作しました。以下、内野先生のお言葉をいただきましたので、ご紹介いたします。

「神奈川代表の矢田百恵さん、準優勝の栄冠に輝く!

ミス・スプラナショナル日本代表選出大会が、2018年5月6日に東京FMホールで開催されました。このミス・スプラナショナル世界大会は、2009年にポーランドの美しい都市ブウオックで初めて開催され、今年で9年目を迎え大きく成長し、他のミスコン世界大会と肩を並べるまでに成長しました。

2018年のファイナリスト29人が浴衣、ランジェリー、水着、ドレスの審査が行われました。
その中から12人が選ばれ、大会会長のユニークなクエスチョンに45秒で答えると言う厳しい大会でした。その中から沖縄代表が優勝の栄冠を射止め、矢田さんは準優勝に輝きました。

ミス・スプラナショナル大会にて

矢田さんの浴衣は斬新な柄の服地で製作。研究所の古屋先生を中心に超スピードで完成。
帯はロレタさんの大好きなゴールドで和から洋へ変化させ、大きな楓の葉をあしらい、前には小鳥のオブジェを添え、ひときは目立ちました。

ミス・スプラナショナル大会にて

ドレスは鱗がらの袋帯をエロチックなドレスにロレタさんだデザイン。

オーガンジーのロングベールと照明に重なり神秘的で素晴らしかったです。
ワイユーチームで完成したコスチュームは準優勝の原動力になったかもしれません。
矢田百恵さんはフィリッピンで開催される大会の出場権を獲得しました。」

ワイユー洋裁研究所は、どこにでもある普通の洋裁教室とは違い、業界のプロたちも学んでいる、まさに研究所という名にふさわしいところです。でも、洋裁が好きで自分の着たい洋服作りを楽しめるところでもあります。趣味で学びたい方も大歓迎です!

ミスコンテストのドレス

YU洋裁研究所には、プロとして活躍されている研究生たちも在籍しています。

そのおひとりが可児ロレタさん。水曜日クラスで私の隣りに座られています。

今回ご紹介するのは、ロレタさんがミスコンテスト神奈川代表たちのドレスを担当したことです。

 

ミスユニバース神奈川大会
ミスユニバース2018

こちらは、ミスユニバース2018の日本代表最終選考会での神奈川代表伊藤涼香さん。

着用されているベージュのドレスは、パターンとカッティングを内野先生がご指導され、縫製とビーズワークをロレタさんが担当されました。

3月19日にホテル椿山荘東京での最終選考会では5位になられました。

 

ミスコンテスト選考会
ミススプラナショナルジャパン2018神奈川大会にて

 

そして、こちらは3月28日に横浜の関内で行われたミススプラナショナルJapan2018 神奈川大会での1枚。

矢田百恵さんは、見事グランプリを受賞されました。

着用されているグリーンのシルクドレスは、内野先生のご指導のもとロレタさんが制作をされました。「神奈川の洋裁の発展に少しでも貢献できれば嬉しい。」とロレタさんのコメントをいただきました。

クラスメイトの活躍は、私たちにとっても大きな喜びです。

以下、先生のお言葉です。

「来たる5月6日に東京にてミススプラナショナルJapan2018の全国大会があります。

第一審査は浴衣。10mの可愛い服地で浴衣と金ラメの帯を作りました。

着物の制作に長けていらっしゃる古屋先生にお手伝いを頂き、超特急で完成させました。

第二審査は水着。第三審査はドレスです。

ロレタさんが着物の帯をドレスにリメイク、シースルーのオーガンジーと組み合わせて制作を急いでおります。仮縫い段階よりモデルが痩せてしまったので、補正の仕方を説明しました。セクシーで素敵なドレスができあがると思います。」

 

また続報をお楽しみに!

「現代の名工展」にご出席の先生

過日開催された関東甲信越「現代の名工展」に内野先生がご出席されました。

先生からいただきましたお言葉を以下にご紹介いたします。

現代の名工展

「東京代表として表具の石井氏と婦人服の内野が選ばれました。

女優の丘みつ子さんをパネラーとしてお迎えし、NHKBSのアナウンサーをMCに、

物づくりの面白さや苦労話などをテーマに行われました。

東京駅の切手会館の地下1階で開催され、大勢のお客様がお見えになり大盛況でした。」

 

現代の名工のおひとりである内野先生に直接ご指導いただき、私たちYU研究所の生徒はとても恵まれた環境で洋裁を学んでいます。

 

2018年 新年会

YU洋裁研究所の新年会が、鷺沼の「とうふ屋うかい」で和やかに開かれました。

「今年の参加者は、今までで一番多い25名よ!」と先生がおっしゃっていました。
クラスを越えて交流できる数少ない機会、皆さんが楽しく過ごされていたのを拝見して
とても嬉しく思いました。

平日ということもあり、一番大きなお部屋を貸切にしていただき、
お時間も3時間とゆっくりと過ごさせていただきました。

席次はくじ引きでなので、普段お会いできないクラスの方々との交流ができます。
そして何よりのお楽しみは、レッスンで作った作品をひとりずつ発表して、
1年の成果をお聞きすることです。

作品のポイントや苦労した点、また今年の目標などいろいろなお話を聞くことができます。

先生も例外ではなく、お作りになった服についてお話をしてくださいました。

皆さん、個性豊かでご自身に似合う服を作っていらっしゃいます。
そのようなひとりひとりの個性に応えて、似合う服作りを実現させてくださるところが
YU洋裁研究所の素晴らしさです。
しかも、毎回作品ごとにひとりひとりの原型から、デザインに合わせた製図をご指導いただけます。

趣味で習う人も、プロとして活躍している方々も一緒に楽しく学べる環境にとても感謝しています。

全日本洋装技能コンクール 2017

 

去る11月10日新橋にあるヤクルトホールにて『全日本洋装技能コンクール』の発表会が行われました。
ワイユー洋裁研究所からは、4名の生徒さんがエントリーをして各賞を受賞されました。

まず、フォーマル部門で厚生労働大臣賞を受賞された、可児ロレタ・オビロスさんの作品です。「四色のチュールレースとオーガンジーを幅2インチ、長さ45インチのリボンにカットし、ボディに合わせながら手織りでグラデーションを出しました。手織りの最後は2インチをそのまま残してフリンジにしました。仕上げに羽根、レザーフラワー、クリスタルを装飾しました。」

そして、こちらがカジュアル部門で(一社)東京都技能士連合会会長賞を受賞した、竹谷満美さんの作品です。青いレース素材のサマードレスに個性的なデニムのジャケットをコーディネートされていました。

こちらはカジュアル部門で文化出版局賞を受賞された、可児ロレタ・オビロスさんの作品。

そして、カッティング賞を受賞された谷絵理子さんの作品です。
出品された皆さんが受賞するという快挙。

ワイユー洋裁研究所の指導の賜物と言えますね。

テレビ朝日「東京サイト」出演

8月1日14:00より、テレビ朝日の「東京サイト」に内野先生が出演されます。
東京都が推薦する衣・食・住の「現代の名工」5人の<衣>の代表として、林家きく姫さんの服を最短の時間で作ります。

内野先生は、「着易く体にフィットしたパターンを短時間で作成する技能」が匠の技に匹敵することで多くの<衣>の匠の中から選ばれました。

「内野式」と呼ばれる原型の作り方は、世にある他の方式とは違う方式で、内野先生独自の採寸方法により顧客の原型を作り、背中の丸みや屈身体か反身体かを計算して、着易く肩の凝らない服作りを実現させるものです。

改めて私たちは素晴らしい師に恵まれたことに感謝します。

画像は、2016年のクチュールコレクションに出展された先生の作品のひとつです。