こんにちは、横浜の洋裁教室ワイユー洋裁研究所です。
今回は2月23日から北九州の小倉で開催された『第32回技能グランプリ』についてご報告させていただきます。
『技能グランプリ』とは、全国から優れた技能を有する一級技能士等が参加する国内最高峰の技能競技大会です。昭和56年度に第1回大会が開催され、平成14年度の第22回大会から隔年で実施されています。競技は計30種目で行われ、繊維部門、建設部門、一般製造部門、一般部門など様々な分野で熟練した技能者が腕前を競う大会です。
当研究所からは中西真波さんが婦人服製作部門で、東京都代表に選ばれ出場しました。今回の出場は3回目で2回共銀メダルと素晴らしい成績でしたが、3回目は最高のメダルをねらって頑張りました。
しかし、今回も銀メダルで本人はとても残念のようですが、銀メダル取得自体が凄いことですので 心からおめでとう!忙しいのに良く頑張ったね!と称賛したいです。
上が中西さんの作品です。
今回の課題はハ刺しをした柔らかいヘチマカラーに角と丸みの刻みが有り、玉縁のポケット、袖口スリットとシンプルなデザイン。しかし、美しいシルエットを出す為にはくせ取り等、丁寧な熟練作業と技術が要求されます。
これがサンプル作品です。
私も23日から会場入りしました。今回は会場の都合で全国で24人に絞られ、当協会から11人の選手が出場しました。
10時間と限られた時間内での製作ですので、全力投球で戦っている選手の姿に感動と共感を覚えました。
また、会場には若い見学者も多く、いろいろ質問を受け、グランプリ大会の未来が明るく感じました。